信州 赤塩焼き ②

古き良きもの

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飯綱町の老夫婦と出会って30年が過ぎ・・・御世話になった婆ちゃんが…他界。

年末に線香をあげに訪ねた…台所の勝手口に「 こね鉢 」を見つけ訊ねてみた。

爺ちゃん曰く「 婆ちゃんとその家族が大事に使ってた 」・・・処分するそうだ。

青緑色した透明な釉薬が、垂れており、松代焼と言われても、わからない程だが・・・

俺自身の判断と独断で・・・コレは赤塩焼き!! 場所といい、年齢的にも・・・間違いない!

赤塩焼きは、父子二代で陶工したと説明したが・・・子・小林作治郎 ( 1854 〜 1929 ) の

晩年に制作した生活雑器のひとつ。と考える。使ってみたい!何を拵えたんだろうか?

この「 こね鉢 」を使ってパンを練って食べたら・・・さぞかし美味いであろうな?!

なんて謎事を存念しておったら・・・「 大事に使ってくれ 」と頂戴する事に相成った!!

仏壇に手を合わせて心に誓う・・・大事に使わせていただきます。

帰り際に、師匠を尋ねてみる。俺には、人として尊敬する師匠が居る。

師匠とは言っても、良き理解者であり、大切な友達であるが、師匠曰く…古・松代焼!!

※松代焼は今から200年以上前に、真田氏の城下町として名を馳せた松代藩。

(現在の長野市,上水内郡,千曲市,下高井郡,を領地とする十万石の松代藩)

その松代藩の御用窯として栄えたのが、古・松代焼

昭和初期には全てが、廃窯となり現在の松代焼は、昭和47年に復興とある。

要するに松代焼は、赤塩焼きよりも歴史が古く、莫大な藩の御用窯で

長野県の北信地域を多く含む、松代藩の領地だけでも

流通した事などを考えると・・・古ければ古いほど、納得した応えになる。

何はともあれ、赤塩焼きの「 こね鉢 」貴重な俺の宝物です!!

信州 赤塩焼き ③ へ続く

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