信州 赤塩焼き ①

古き良きもの

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江戸時代 幕末から昭和初期にかけて、現在の長野県上水内郡飯綱町赤塩毛野

父・小林栄十郎 ( 〜 1867 ) 子・小林作治郎 ( 1854 〜 1929 ) 

父子二代の陶工が操業した焼き物を『 赤 塩 焼 』と、呼ばれています。

栄十郎さんは、尾張国赤津村の瀬戸焼の陶工で、信濃国上水内郡赤塩村毛野に

移住して、当時の信州最北端の窯で、庶民の暮らしに必要な生活雑器を生産した。

作治郎さんは、明治19年 ( 1886 )から2年間、信越鉄道建設資材の煉瓦製造を請負い

鉄道黎明期の近代化に大きく貢献し、次第に規模を縮小しつつも

晩年まで製陶を続けたそうで、製品は、しなの鉄道の戸草トンネルに使用されています。

多少の補修はされているものの、130年以上たった現在も、普通に町道として供用されています。

( しなの鉄道 北しなの線 ) 古間駅で下車。戸草トンネルまで、徒歩5〜10分くらい。

歴史ある鉄道遺産は、アーチ部分が煉瓦で、壁面は切石の組み合わせになっています。

現役で通行する事が出来ますので、足を運んで御覧になって『 赤 塩 焼 』見てください。

因みに・大廻隧道 ( 飯綱町-信濃町 )・戸草隧道 ( 信濃町 )・坂口新田隧道 ( 新潟県 / 妙高市 )

この三つのトンネルは、煉瓦と切石で組まれており

平成25年度 ( 2013 )に土木学会選奨土木遺産になりました。

信州 赤塩焼き ② へ続く

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