【実録|善光寺焼③】
この実録は、
善光寺焼との出会いの中で起きた出来事を、
時系列でそのまま記録したものです。
意味や流れを整理して読みたい方は
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前回、善光寺門前の陶器店「横文」で、
実際に器を手に取った。
重さ。
質感。
手触り。
そして、その人から聞いた、
「こういうのはな、使って初めて分かるんだよ」
という言葉。
店を出たあとも、
その余韻は静かに残っていた。
店を出たあとに残ったもの
店を出てから、
しばらく言葉が出なかった。
頭の中では、
いろいろなことが巡っている。
それなのに、
うまく言葉にできない。
ただ、確かに何かが残っていた。

一緒に横文を訪れたその人も、
多くを語ることはなかった。
それでも、
同じ空間を共有したことで、
何か通じるものがあった気がする。
あの時間は、
ただ「見る」だけのものではなかった。
触れて、感じて、
自分の中に落とし込む時間だった。

帰り道に浮かんだ言葉
帰り道。
車を走らせながら、
ふと、あの器のことを思い出す。
手に取ったときの重さ。
指に伝わった感触。
そして、あの言葉。
「使って初めて分かる」
あれは、
器の話でありながら、
それだけではない気がした。

選び方が変わった日
モノとの向き合い方。
選び方。
そして、暮らし方。
すべてが、
つながっているように思えた。
これまでの自分は、
「なんとなく」で選んできたものも多かった。
けれど、これからは——
ちゃんと見る。
実際に触れる。
そして、
自分で感じてから選びたい。
横文で器に触れた時間は、
自分の中にあった「選ぶ」という感覚を、
少しだけ変えてくれた。
そう思えた一日だった。
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