昨夜は、家族みんなで夜更かし。
花火して、
蚊に刺されて、
「痒い!」と騒いで。
キンカンが、
マジで効く。
短い時間で、
深い眠りから目を覚ました今朝。
本日も臨時休業。
プールを膨らまし、
テントを張る。

しかし、
陽射しが熱い。
ホースを繋ぎ、
水が溜まるのを、
長男と一緒に待つ。
午前9時過ぎ――。
まだ入れない。
でも、
待ってる時間が、
たぶん一番長い。
待ちきれず、
水が溜まる前から、
もう夏休みだった。
妹の水着を段取りして、
先にプールへ入る長男。
呼ばれて出て来た長女が、
代わりにホースを持つ。

結局、
水を掛けられた長女は、
濡れた服を脱ぎ捨て、
水着へ着替える。
その流れが自然すぎて、
少し笑った。
長男の行動を見ていると、
たまに、
「誰に似たんだろう」
と思う時がある。
俺としては珍しく、
根元まで吸った煙草が、
やけに熱く感じた。
……たぶん、
ぼーっと観察していたんだと思う。
水遊びして、
シャボン玉を飛ばして。
気づけば、
庭が夏祭りみたいになっていた。

夜行性の身体に沁みる直射日光。
夏バテ寸前の汗。
でも、
熱い日差しと、
水の冷たさが丁度いい。
ジョウロにバケツ。
水鉄砲にシャボン玉。
長男と長女、
それぞれお気に入りの遊び方で試行錯誤している。
昼メシに、
素麺を有り難く戴く。
腹いっぱいで横たわる俺の上へ、
当然のように伸し掛かって来る兄妹。
幸せな時間は、
夢の中〜。

冷たい素麺と、
使い込まれた赤羽焼。
気づけば、
夏の定番になっていた。

未だ陽射しが、
熱く照り付ける14時過ぎ――。
泣き出す次女に、
目を覚ます。
妻と話し合う、
作戦会議。
すると突然――。
「もう1回プール入りたい!」
長男の一言に、
相乗りするように、
「わたしも!」
と頷く長女。
全然OK。
再び濡れた水着へ着替える兄妹。
「子ども達、
気を遣ってくれてるのかな?」
何となく妻へ聞いてみたが、
たぶん違う。
ただ純粋に、
遊び足りないだけだと思う。
騒がしくて、
狭くて、
暑苦しい。
……でも、
気づけば、
こういう時間ばかり恋しくなる。
妻から、
「スイカ食べる?」
と聞かれた兄妹。
ニコニコしながら、
頭を上下に振る長女。
返事良く、
「は〜い!食べま〜す!!」
と、
濡れた身体のまま、
家へ突撃しようとする長男。
慌ててホースの水を放水。
間一髪。
家中の水害は阻止された。
しばらくすると――。
プール開き初日。
テンションだけは、
毎年オリンピック級。

「全部・食べちゃうぞー!!」
顔中果汁塗れの、
自称・怪獣が出現。
ふしぎなおどりを踊った。
……効いたのか俺?
ってくらい、
笑った。
愛犬は、
捕まってしまった。
強制的に、
プールへ投入。

不思議な顔をして居て、
動けない。
まんざら嫌いって訳でも、
無さそうにも見える。
むしろ、
少し気持ち良さそうにさえ見える。

子ども達は大はしゃぎ。
でも、
真ん中の犬だけは、
たぶん状況を受け入れきれていない。
不思議な感じを覚えた瞬間だった。
長男が踊った、
ふしぎなおどり。
効いたのか俺?
ってくらい、
また笑った。
一日中、
一緒に遊んだ兄妹。
やっと陽が沈み始めた19時頃――。
晩酌する俺の傍らで、
深い眠りの中へ。
長男、
長女を1人ずつ抱き抱え、
寝室へ運ぶ。
身体の重さで、
成長を実感する。
……なんか、
少し嬉しかった。
さっきまで、
あれだけ騒いでいたのに。
寝る時だけは、
急に電池が切れる。

夏も、
これからが本番。
暑い日が続きますので、
どうか御身体御自愛ください。
騒がしくて、
汗だくで、
狭くて。
でも、
たぶん――
あとになって思い出すのは、
こういう何でもない夏の日なんだと思う。
歩きながら、
少しずつ繋がっていった記録です。
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▶ 3児の父になって、やっと分かったこと
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