【実録|善光寺焼】
この実録は、
善光寺焼との出会いの中で起きた出来事を、
時系列でそのまま記録したものです。
意味や流れを整理して読みたい方は
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あの日、持ち帰ったのは、器だけじゃなかった。
あの空間で感じたもの。
あの時間の流れ。
そして、あの言葉。
それらすべてが、
静かに自分の中に残っていた。

実際に使ってみる。
何気ない日常の中で、
その器に触れる。
ただそれだけなのに、
どこか感覚が違う。
例えば、朝の一杯。
何気なく手に取ったその器で飲むだけで、
いつもと少し違う時間になる。
特別なことは何もしていないのに、
なぜか、丁寧に過ごしている気がする。
重さ。
手触り。
口当たり。
使うたびに、少しずつ分かってくる。
「こういうのはな、使って初めて分かるんだよ」
あの言葉が、ここで繋がった。

飾るだけでは分からない。
使うことで、
その価値が見えてくる。
それは器だけじゃなく、
他のことにも言える気がした。
モノの選び方。
付き合い方。
そして、暮らし方。
少しだけ、自分の中で基準が変わった。

これからは、
ただ「なんとなく」で選ぶのではなく、
ちゃんと見て、
触れて、
感じて、
自分の中で納得して選びたい。
そう思えるようになった。
あの日の出会いは、
ただの出来事ではなく、
これからの暮らしに、
確かに繋がっている。
この出来事の意味を整理した本編はこちら
▶ 第一話|出会いは、突然だった①
流れの続きを読みたい方はこちら
▶ 第五話|帰路に繋がったもの⑤


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